今日は、小説のご紹介。
サン=テグジュペリの「人間の土地」
ジブリの宮崎駿さんが、とても影響を受けた本だそうです。
(昔ドキュメンタリー番組で本人が言っていました。)
本のカバー装画は宮崎駿さんです。
「人間の土地」はサン=テグジュペリが以前、
郵便飛行をしていた時の話が中心になっています。
郵便飛行は、飛行航路もなく、船も汽車も誰も行かないような場所に、
命がけで手紙を届ける仕事。
飛行機の故障や天候の影響で飛行機が墜落する事が多く
何人もの仲間たちが命を落としていきます。
また、サン=テグジュペリも不時着して生死をさまよいました。
郵便飛行から無事に帰還すると、馴染みのコーヒー屋で
クロワッサンとコーヒーを飲む。そして「じゃ、またな」と次の
場所へと飛び立って行く。
命がけで仕事をして、仲間と美味しいコーヒーを飲んで
そのなんとも言えない、懐かしさと愛おしさの中で仕事をしていたい。
そんな思いが伝わってくる本です。
この「人間の土地」の思いがたくさん詰まった
宮崎駿さんの作品が「紅の豚」です。
その「紅の豚」のエンディングソング「時には昔の話を」
(加藤登紀子さん)も私のお気に入りです。
いろんな事を思います!
皆様も是非どうぞ。
時には昔の話を(動画)↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=rIePRLjn8gs
渡邉誠